法隆寺
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斑鳩を巡る

自然散策うるおいの道

斑鳩の里から山へ入り、四季の移り変わりを感じながら森林浴で心を和ませ、 高台から望む斑鳩の里。大和の山々を見渡し、 大和平野を眼下に見おろす大自然散策の道を紹介します。

斑鳩の里 観光案内所 法隆寺iセンター

法隆寺iセンターは「歴史街道」の情報や県下の観光情報を提供するほか、法隆寺をはじめとする斑鳩の里を案内します。また、日本政府観光局(JNTO)認定外国人観光案内所カテゴリー1を取得しています。
建物は斑鳩の里の民家をイメージさせる瓦葺き二階建てで、屋根の勾配に「むくり」とよばれるふくらみをもたせています。二階部分の「むしこ窓」も印象的です。

徒歩15分約1km

天満池〈松尾道沿い〉

池の前にある「斑鳩神社」が、古くは「天満社」と呼ばれていたことから「天満池」と名づけられました。 古くは、1100年ごろに築造されたと「法隆寺別当次第」に記載されています。 江戸時代前期に、竜田藩主・片桐氏により大きく改修されたようです。
またここは、夕陽に染まる法隆寺五重塔・金堂の撮影ポイントにもなっています。後ろには、葛城山、二上山の山並みも見えます。

徒歩1分約80m

いかるがじんじゃ斑鳩神社 〈松尾道沿い〉

社伝によると、朱雀天皇の天慶年間(938~947)に、興福寺僧で法隆寺別当を兼務していた湛照僧都が菅原道真を祀ったとされ、またこの湛照僧都は、菅原氏の後裔といわれています。
明治初めの神仏分離令により、法隆寺から離れ、法隆寺村の鎮守社となりました。
毎年10月の中頃には秋祭りが行われ、お祭りの日には、法隆寺境内の妻室前にお旅所が設けられ、そこに神輿のお渡りがあります。
なお、神社の前の天満池からは、法隆寺五重塔が見え、絶好の写真撮影ポイントとなっています。

徒歩1分約80m

継子地蔵・石仏・極楽寺共同墓地〈松尾道沿い〉

現代でも、斑鳩町で一番大きい墓地である「極楽寺墓地」は、古くは「光明山極楽寺」という法隆寺に属するお寺でした(現在は廃寺)。 創建は定かではありませんが、残された文献からは、鎌倉期には存在していたものと思われます。 極楽寺墓地の入り口の地蔵堂の石地蔵には、1521年の銘があり、「継子地蔵」とも言われ、地域の昔話として二つのお話が語り継がれています。 

〈継子地蔵の伝説〉
昔このあたりで、まま母がだんごを作りお地蔵さまに供えました。すると、山からカラスが来てだんごをさらっていきました。まま子はカラスの罪をきせられてしまいました。
そんな時、まま母がお地蔵さまにお参りしました。帰りかけると後ろから髪を引っ張られ、驚いて振り返りました。祠の軒につるした鰐口(大きな鈴)の紅白の紐が髪に巻きつき、振り離そうとすると、一層巻きつきます。たまりかねて「助けてぇー」と大声を出しました。
叫び声を聞いてお寺から院主さんが出てこられて、念仏を唱えてお祈りをされると、髪はまま母の頭にもとのようにおさまりました。
それからは、まま母の心がすっかり改まりやさしい母親になったとのことです。

〈飯乞(ままこい)地蔵の伝説〉
このお地蔵さんは、左手に大きなニギリメシをお持ちでござる。人が死ぬと枕元に一膳飯(いちぜんめし)を供えられる「一膳飯だけでは、あの世へ死出の旅路も腹が減り心細かろう。ニギリメシを乞うならば、わしがここで進ぜよう」と、墓地の入口におられるという。

なお、斑鳩町役場前国道の南側の「日切地蔵」にも、継子地蔵の伝承があります。

また、極楽寺共同墓地は、古くから近郊の人々の先祖代々の墓地となっています。

徒歩6分約450m

ほとけつかこふん仏塚古墳 〈松尾道沿い〉

法隆寺の裏山をこえた谷あいの水田の中に残る古墳です。周囲は削られていますが、昭和51年の発掘調査の結果、一辺約23mの方墳で、6世紀末築造と推定されています。
内部はすでに盗掘を受けていますが、横穴式で、石室には亀甲型陶館が置かれていたとみられ、副葬品では、縄文・弥生の土器、古墳期の馬具・耳環(イヤリング)・刀子などが出土しました。また、飛鳥~平安期の土師器・須恵器・土馬、中世の小金銅仏や塑像片・花瓶や六器なども見つかったことから、中世になって石室が仏堂として再利用され、仏教の儀式が行われていたとみなされ、「仏塚」との名がついたとされています。近くにはその成立が鎌倉時代と考えられている極楽寺があり、それとの関係が指摘されています。 
なお、法隆寺の北方にひろがる小丘陵には、6世紀から7世紀にかけての古墳が点在しています。7世紀と言えばまさに聖徳太子が斑鳩へ進出し、その後約半世紀にわたり上宮王家による活躍があったことから、斑鳩宮との造営時期が近接する上、斑鳩宮を臨む立地であることなどの点から、仏塚古墳の被葬者と上宮王家との関連を指摘する意見もあります。

徒歩3分約250m

 松尾山詣りの道

古の斑鳩人は「まつおのさん詣り」といい、歩いてお参りをしました。 松尾寺までは、法隆寺東大門から、全長1.7㎞の道。 松尾寺は松尾山の中腹にあるお寺で、緩やかなトレッキングコースとなっています。

徒歩35分約2.3km

まつおでら松尾寺 〈松尾道沿い〉

松尾寺は、低い山並みが続く矢田丘陵の南寄り、松尾山の中腹にある日本最古の厄除霊場で、718(養老2)年に天武天皇の皇子・舎人親王の建立と伝わっています。修験の寺としても名高く、三重塔・十三重石塔・七福神堂・行者堂などがあり、鐘楼の大きな鐘は誰でも自由に撞くことができます。また、小高い所に水の神様・松尾神社があり神仏習合の姿を今に残しています。
境内には、春は雪柳・桜、初夏には皐月・薔薇、夏のカサブランカ、秋は紅葉が美しく、それぞれの季節を楽しめます。
なお、いにしえの松尾道は、法隆寺東大門より松尾寺まで、参拝・境内散策の時間も含めて往復2時間ほどで、人気のウォーキングコースとなっています。
https://www.pref.nara.jp/3059.htm">松尾寺周辺ハイキングマップ

徒歩45分約3km

 天満池

池の前にある「斑鳩神社」が、古くは「天満社」と呼ばれていたことから「天満池」と名づけられました。 古くは、1100年ごろに築造されたと「法隆寺別当次第」に記載されています。 江戸時代前期に、竜田藩主・片桐氏により大きく改修されたようです。 またここは、夕陽に染まる法隆寺五重塔の撮影ポイントにもなっています。

徒歩15分約1km

斑鳩の里 観光案内所 法隆寺iセンター

法隆寺iセンターは「歴史街道」の情報や県下の観光情報を提供するほか、法隆寺をはじめとする斑鳩の里を案内します。また、日本政府観光局(JNTO)認定外国人観光案内所カテゴリー1を取得しています。
建物は斑鳩の里の民家をイメージさせる瓦葺き二階建てで、屋根の勾配に「むくり」とよばれるふくらみをもたせています。二階部分の「むしこ窓」も印象的です。

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