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徳川綱吉生母 桂昌院と法隆寺の関わり

法隆寺大講堂前に立つ銅灯籠をよく見ると、徳川の葵紋とともに、九ツ目の紋が入れられています。この紋は、徳川幕府第五代将軍綱吉生母・桂昌院の実家(養子先)である本庄家のご紋であり、軒丸瓦にもその姿を見ることができます。
彼女は、京の八百屋に生まれ、数奇な運命から第三代将軍家光の側室となったことから、シンデレラガールとも言われ、桂昌院の本名が「お玉」であることから「玉の輿」という言葉は桂昌院のエピソードから生まれたとも言われています。
桂昌院は、綱吉の武運長久を願って、日本各地の神社仏閣の復興に力を尽くすようになり、元禄の大修理が法隆寺でも行われることとなりました。